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「ちぐはぐな風景」から「日本のふるさと」へ

「テツヤ」さんについて、もう少し知りたいと思って、本を購入しました
さすがというか、リーダーシップ、仕事づくりの本質がぎゅっとつまっています
リーダシップのテキストとして最適ですね

また、我田引水で恐縮なのですが
自分の「かけはし」についても自信を深めました

そして、やはりというか、ここでも「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」が実践されていました
「テツヤ」さんの言葉を借りると


自分では変えることができない状況を、わが身の不幸なんちゅうで嘆いていても始まりません。その中で何を変えていくか。僕の場合、いつでも与えられた状況を自分でよか方向に変えていったとです
~中略~
失敗せんことには、新しい技術は身につきません。新しい技術を身につけないと、状況は変えていけない。雰囲気で人間が変わるんじゃから、自分の気持ちの持ちようで人生が変わる
 182p 状況は自らで変えてゆく 

さて、
「かけはし」の流れにそって、本の内容を整理してみると

<観察して仮説をつくる>
哲也さんの問題意識は
「ちぐはぐ」な風景が全国に広がっているところにあります
京都や軽井沢、湯布院が輝きを失っていっているのはなぜだろうと

観察~足で稼いだ結果
京都で気づいた人の流れの変化~1980年
日本庭園に人が来なくなっている
日本の転換点・・・1980年前後から頭や心が思いっきり疲れるようになっている


原因の仮説

都会の人たちは、ストレス解消のために自然に触れることを求めているのではないか
体の疲れよりも頭や心の疲れがある
気持ちいい世界に浸る=自然
 71p 日本の転換点がわかった

解決策の仮説

四季の変化が感じられて、なおかつ「ふるさと」が楽しめる、そんな場所があれば
都会からお客さんが来るんじゃなかろうか
  72p 日本の転換点がわかった

なぜ、転換点を発見することができたのか

物事をじーっと観察するのが習慣になっとったから
普段から勉強を怠らずにいたから発見できた
観光客が何を見て感動の声をあげるか
何を背景に写真を採っているか


<検証してモデルをつくる>
テツヤさんは、まずは、自分の旅館で仮説の検証を始めます
露天風呂を掘り、雑木を植えます

もてなしの心
客が求めるものを見極めてそれを提供する姿勢

こうして、こうすれば、繁盛する宿をつくれるというモデルはできていたようです

<発信し、フィードバックをもらう>
テツヤさんの旅館は繁盛しますが、周囲からは浮いています
それでも、組合に入って意見を言い続け

まず、やってみせないと人は動かない
常に実績を見せて人を説得する

ことによって
代替わりした若手社長たちの興味をひき
一人ひとり実績をあげさせることで、仲間を増やしてゆきます

<仕組みを改善し続ける>
三位一体の全体像
「日本のふるさと」という全体像があって初めて個々の旅館の繁栄がある
という全体像を
露天風呂、入湯手形、雑木を含めた景観
が媒介となって
全体は一人のため、一人は全体のため
統一感と個性
と24の旅館の経営者をまとめ上げる

「テツヤ」さんが人間通で凄いところは、どうやって仕組みが崩壊するかを見据えて手を打っているところ
成功しとる時ほど危機感を持っとかんといけませんな
お客さんを歓迎する「心」を忘れてしもうとる
ことが起きないように

こう語る

よそへの嫉妬が、他の温泉に比べれば少なくなっとる
嫌がらせの集中攻撃にも負けずに、ひたすら前進を続けること
相手に「あの人には、かなわない」と思わせた時に初めて、嫉妬の世界から解放されっとですよ

哲也さんには「志」がある

日本の文化を守ることが日本人としての誇りを持つことにつながる
「ふるさと」を外から訪れた人たちがほめてくれるこれこそが人生で一番うれしい
自分の「ふるさと」を磨いていかんといけません
     原点
お客さんが喜ぶ声-これこそが人間を成長させてくれる


どうやってその「志」を持つかも語っている

スキルや資格は志がなければ役に立たない
資格とか持っとっても頼りにならんです
大切なのは自分が勉強しているかどうか
そして使う側の気持ちを考えて建物や庭をつくっとるという「志」があるかどうかという点にある

最近の若い人は忍耐がでけんで、すぐにあきらめてしまう人が多いと言われるけれども、やはり、それは勉強不足が原因なんじゃなかろうか。自分が「これだ」という固い決意がないと、人間なかなか突き進めるもんじゃありません。そして、「これだ」と思うものは、勉強を重ねたうえでないと見つからんもんです。自分を奮い立たせる土台あってこその「信念」なんですな


6月には黒川温泉に行き、「テツヤ」さんの話を聞きたいと思います


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2007年4月26日 14:08に投稿されたエントリーのページです。

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