キリングフィールドは他人事ではない

先日のカンボジアツアーの体験記をまとめた

バイヨンの壁画.JPG

ポルポト派の大虐殺の舞台トゥール・スレン収容所、アンコールのバイヨン寺院かものはしプロジェクトの工房をめぐるツアーに参加した。日本に戻るとかつて同じ職場にいた人が、民主党の比例代表で議員になっていた。たまたま、名簿締め切り間近にその場に「無職」で居合わせたというだけで。

 

彼女にはエールを送る。一方で素人が議員になってしまうような仕組みに危うさを感じる。 4 年前の自民党の大勝から、民主党の大勝へ、極端から極端に振れてしまう現在の状況は、何かがおかしい。今の状況は大正デモクラシーの頃に似ているという人もいる。

 

 

トゥールスレン収容所では、「狂気」が私たちの中にも存在していること。普段は「真心」との間で微妙なバランスをとっているものが、いつどんなきっかけで極化してしまうかわからない危うさを思いださせてくれた。70年前には、日本にも拷問や言論の統制があり、無謀な戦争に歯止めがかからなかった。


 

そのカンボジアも、アンコールワット時代には世界でも最も豊かな国の一つだった。国は栄枯盛衰を繰り返し、その多くは絶頂期から突然凋落する。国も企業も成長期には限られたリソースを最大活用しようと、分かち合い、協力し合う。ところが、余裕が出て来ると手を抜く人が現われて、やがて内側から崩壊する。


 

一方で、貧困ゆえに人間らしく生きられない状況を見て、日本に生まれたという幸運を見知らぬ人のためにと活かそうとするかものはしプロジェクトの若者がいる。彼らの真心に希望を感じる。


かものはしの工房.JPG

 

 

普通の人の集まりは、集合天才にも愚衆にもなりうる。一人ひとりがより良い社会づくりを担うのだという気概をなくし、主体性を失うやいなや瞬く間に凋落する

 

カンボジア、日本を見比べて、ベトナムにいる私には、今一度歴史に目を向けて日本をどうしてゆこうとするのか、外からの視点も取り入れて今一度考える時だと思えてなりません

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: キリングフィールドは他人事ではない

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://arieru.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/2394

コメントする

このブログ記事について

このページは、鈴木利和が2009年9月28日 22:21に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「バイヨンの尊顔」です。

次のブログ記事は「台風の猛威」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.21-ja

28歳でとても良いことが起きる人のブログ by岐阜の占い師

kira kira killer

munmunの日記

yummy-diary

☆空飛ぶkanaの飛行機雲☆

ありえないをありえるに

どきどきわくわく

まなべっちのReset Life

新しいこと始めたいけんき

記憶ぐるぐるFLASH BACK

**the Honame Museum of Everyday**